埼玉県日高市にある聖天院へお参りしてきました。
ここは日本の中心地として最高のパワースポットと言われているそうです!
どんなご利益があるのか、また駐車場の情報などをご紹介します。
有料エリアもありますが、そこから見る景色は絶景ですよ!
聖天院とは?
聖天院(しょうでんいん)は、埼玉県日高市にある真言宗智山派のお寺で、高麗王若光(こまのこきしじゃっこう)の菩提寺として創建されました。
高句麗人は朝鮮半島に進出して中国大陸の東北部から朝鮮半島の北部を占領し、その後、約700年その地を治めていましたが、唐と新羅の連合軍の攻撃を受け、668年に滅亡してしまいました。
この時の戦から逃れてきた高句麗国の貴族や僧侶などが日本に渡ってきて、そのうち、1,799人を武蔵国に移し、高麗群が設置されました。
その高麗群の郡司に任命されたのが、高麗王若光です。
聖天院の近くには、高麗王若光を御祭神として祀った「高麗神社」もあります。
聖天院の将軍標
聖天院の山門の前には将軍標という建造物があります。
将軍標は、北朝鮮や韓国の村落に見られる魔除けのための境界標で、昔の朝鮮半島では、病や災難をもたらす鬼神の魔除けとして村の入り口に木製の標を立てていました。
この将軍標は左が「天下大将軍」、右は「地下女将軍」と刻まれており、男女の標が対になっています。
聖天院の山門(風神雷神門)
まず、見えてくるのが、聖天院の山門である風神雷神門です。
中央には浅草寺と同じ、雷門と書かれた提灯があり、左右には風神、雷神が祀られています。
とても歴史を感じる建造物ですよ。
高麗王若光の墓
山門の隣にあるのが、日高市指定文化財でもある高麗王若光の墓です。
出世のご利益があるとされているため、名刺を置いて出世やビジネスの成功を祈願していく人が多いようです。
聖天院の庭園
庭園は境内の中程にあります。
手入れの行き届いた素晴らしい庭園でした。
訪れたのは1月。
秋の紅葉なども素晴らしいでしょうが、冬には冬の良さがありますね。
聖天院の阿弥陀堂にある摩尼車
庭園の左側にあるのが、阿弥陀堂です。
こちらも日高市指定文化財で、聖天院最古の木造建築だそうです。
この阿弥陀堂には、「摩尼車(まにぐるま)」というものがあります。
これを一回まわすだけで、お経を一巻読んだのと同じ功徳を得られると言われているそうです。
何とも有り難いものですね。
聖天院の仁王像は迫力がすごい!
阿弥陀堂脇の階段を登ると見えてくるのが、仁王像(仁王尊)です。
2つの仁王像がありますが、この迫力がすごいです!
そんなに多くの仁王像を見てきたわけではありませんが、その出来栄えと力強さは私の中で一番です!
聖天院の新しい本堂
仁王像の階段を登りきると、遂に本堂が見えてきます。
この本堂は京都の京都神護寺をモデルとして建てられたそうで、平成12年に完成したばかりの比較的新しい本堂です。
本堂の中も木材が新しく、綺麗な感じですね。
聖天院からの眺めは絶景
聖天院本堂前からは日高市を一望することができます。
遮るものがないので、ここからの眺めは絶景ですよ!
こちらは鐘楼堂の裏にある見晴台からの眺めです。
聖天院には雪山がある!?
本堂の右手奥にあるのが、雪山と呼ばれる石灰岩塊。
本堂を造成時に出現したそうです。
新しく出来た聖天院の鐘楼堂
本堂の左手にあるのが完成したばかりの鐘楼堂です。
こちらでは100円奉納して、鐘をつくことができます。
奥には以前の鐘楼があります。
聖天院の慰霊塔
鐘楼堂の脇を抜けて奥に進むと見えてくるのが、在日韓民族慰霊塔です。
在日韓民族無縁仏の慰霊・供養を願い、建立されました。
石塔の高さは16mもあり、日本最大級の石塔がそびえ立っています。
同じ敷地内には広開土大王、王仁博士など韓民族の偉人の石像が並んでおり、日本の寺院には見られないような異国の雰囲気を感じることができます。
異国情緒を感じる聖天院の八角亭
慰霊塔の脇に何やら不思議な建物が。
これは朝鮮様式の八角亭というもので、ソウル市にあるタプコル公園の八角亭を模して作られたそうです。
中も美しい模様が施されており、日本ではなかなか見ることができない造形物を拝見することができますよ。
聖天院が日本中心で最高のパワースポットと言われる所以
八角亭の脇にこんなものを発見しました。
この看板の一部を抜粋すると
とあります。
ここが日本の中心地なのかは定かではありませんが、中心地と見ては取れなくはないですね。
確かに、あーだパパ(私)といーぶママ(奥様)は何とも言えない雰囲気を感じておりました。
特にいーぶママは吸い込まれそうな何かを感じていたとのこと。
これが韓国風水学上最高の地の力なのでしょうか・・・。
聖天院の所要時間
聖天院の所要時間ですが、すべてをきちんと見て回りたいなら1時間くらいは見ておいたほうが良いと思います。
私たちは時間がなかったので、駆け足で見て回りましたが、それでも50分程度かかりました。
意外と敷地が広いので、思ったよりも時間がかかった印象です。
また階段や登りも多いので、結構疲れますよ(笑)。
聖天院の有料エリアと料金
聖天院には無料エリアと有料エリアがあります。
山門と高麗王若光の墓は無料で見学することができますが、山門を抜けてそれより奥は有料エリアとなります。
山門を抜けて、この階段を登ると中門があります。
そこに受付があるので、料金を支払って奥に進むことができます。
【聖天院有料エリアの料金】
大人300円
小人(小学生)150円
未就学児 無料
【拝観時間】
8:00~17:00(最終受付16:30)
聖天院のアクセスと駐車場
【住所】埼玉県日高市新堀990-1
【電話番号】042-989-3425
聖天院の駐車場
聖天院の駐車場は聖天院正門前と正門の右側にあります。
恐らく合わせて200台くらいは駐車できると思いますので、三が日のような特別な日以外は駐車場の心配は必要ないと思います。
さて、今回ご紹介した聖天院は、いかがでしたでしょうか?
日本のお寺とほぼ同じですが、随所に朝鮮の雰囲気を感じることができます。
境内には桜や庭園があるので、四季折々の景色を楽しむこともできそうですね。
聖天院の隣りには高麗王若光を祀った高麗神社もありますので、合わせてお参りしてみるのが良いと思います!
機会があれば、是非訪れてみてください!